作詞作曲:市松寿ゞ謡
夢の欠片が吹雪く
日永に生える
ねじ曲がった忌まわしい
歪な脆い木だ
嫌だ、嫌だ、嫌です
おいて行かないで
花嵐 僕を諦めた
僕を 今も恨んでる
それは未だに 僕は僕を
捨てちゃいないんです
…花が仇になれば
自ら手折った
どうでもいい歪な
ものだけが残った
嫌だ、嫌だ、嫌です
思い出させないで
花嵐 僕を 守る為に
僕をそっと殺した
泣くのもひどく
馬鹿らしくて
殺したんです
…成程あんたは分からず屋
身の丈に合った
雁字搦めのべべ着た
所詮はあんたも他人事
ビリビリ破いた
この手この目この口が
虚ろに広がる朧雲
掴もうとして地に堕ちたなら
どんなによかろうぼんやりと
立ち尽くすだけの
この体たらく
花嵐
僕を諦めた
僕を 今も恨んでる
そうさ僅かに 僕は僕を
捨てられないで
花嵐 僕を守る為に
僕を そっと殺した
だから未だに
僕はここで
生きているんです
人殺し!…